水道料金が急に高くなってしまいました。いつもよりたくさん使っている覚えも無いのにどうして？

水道料金がいつもより高くなってしまうと、なんだか不安ですよね。

原因はいろいろ考えられるのですが・・・。

考えられる原因として幾つか考えられるのが

１．地下漏水

２．器具の故障

３．知らない間に水を出しっぱなしにしてしまった

といった原因が考えられます。

いずれにしても漏水状態の場合は、水道メーターの表示部にある☆型の回転盤が回っています。

さて、一番多い原因が　　１．地下漏水　です。

これは目に見えないので中々気が付きにくいです。

２ヶ月に１回の水道メーターの検針の時に発覚することがほとんどですね。

勘の良い方なら夜中静かな時などに蛇口付近で「ｼｬｰｯ」って音で気づく方もおられます。

実は我々プロもこの漏水を探すときはこの音を頼りにしているんです！

この地中漏水の原因なのですが、まずほとんどが経年劣化によるものです。

稀に地盤沈下や、人為的ミスもありますが・・・。

よって、ほとんど予防策というものが無いのが実情です。

しかし、築年数で２０年より新しいお宅ではこの危険性はだいぶ少なくなっています。

修理方法は、地面を掘ってその部分の修理をするといった対応となります。

次に　２．器具の故障　についてです。

建物の中ですとトイレの場合が多いです。

寒冷地仕様の場合、流動弁というものが付いておりそれが開いていると水が流れてしまいます。

器具の故障でこの流動弁を閉めているにもかかわらず水が流れてしまう可能性があります。

また、トイレのタンクの不具合で常に水が流れてしまうといった事も考えられます。

建物の外ですとボイラーや電気温水器の不具合が多いです。

機種によって安全弁などの弁類が付いており、そこから水が流れ出してしまう事が考えられます。

これらの器具の故障による漏水の原因の場合は、部品を交換する事で殆ど対応できると思いますが、

１０年以上経過している器具などの場合は器具ごと交換をお勧めする場合もあります。

最後に　３．知らない間に水を出しっぱなしにしてしまった　という事例です。

この場合は冒頭にも書きました

漏水状態の場合は、水道メーターの表示部にある☆型の回転盤が回っています。

という事象が発生しません。

つまり、厳密にいえば漏水では無い、という事になります。

こればっかりはお客様に気をつけて使って頂くしか無いという所です。

ただ、稀に外水道などは「盗水」される事もあります。

気になる方は、鍵付きの水栓をとりつけられる事をお勧めいたします。

さて、気になる工事代金ですが、

地中漏水の場合は概ね２０，０００円～

器具の故障の場合は１０，０００円～

でありますが、条件、使用材料、状況、症状等により変わりますのでご了承願います。

また、自治体によっては漏水時の水道料金の減免を行ってくれるところもありますのでご相談して頂ければと思います。